海をイメージとした爽やかな空色をちりばめた障子、梅の花をあしらった下地窓、そして床にはパソコンから映像を映し出すプロジェクター完備。こちらは4.5畳+3畳の茶室です。
如庵は、元和4年(1618年)に織田信長の弟・織田有楽斎によって建造された茶室です。満満亭では、青海波模様の腰和紙、バックライトの有楽窓など、現代的アレンジを加えて再現しております。
御座敷は旧杉本家の古材を再生し当時の建具や天井板を押入れの襖アートウォールにはめ込まれております。座敷に明かりが灯ると夫婦岩・富士山が施された欄間から光が注ぎます。
敷地から出土した伊豆石は丁寧にスライスされ、石ノミで模様をつけ飛石として配置されております。間に敷き詰められた豆砂利は、色や形に変化をつけ移ろいの思想を表現しています。
飛び石を歩いて茶室へ向かい、躙り(にじり)口から茶室へ入るとそこは、世俗を離れ静寂無垢の境地に至ることを理想とした
非日常空間が待っています。
満満亭の平面図を見ると、表千家・裏千家に対応できる2つの茶室や18畳のお座敷、茶庭からの導線を見ることができます。
〒415-0153 静岡県賀茂郡南伊豆町手石802番地
伊豆急下田駅から車で約20分